h2とは? hタグ(見出しタグ)のSEO効果や使い方を解説
h2は、見出しを設定するhタグの一種で、h1に次いで重要度の高いものです。h2はSEOへの影響が大きい要素と言われていますが、それはなぜでしょうか。この記事では、h2タグのSEOにおける役割や、効果的な使い方をお伝えします。h2タグを適切に設定し、SEO効果を高めましょう。
h2タグとは?
h2タグは、Webページで見出しを表記するhタグの一つです。hタグは下記のように階層構造になっており、h2タグは二番目に重要度の高い見出しとなります。
h1
h2
h3
h4
h5
h6
上記のうち、大見出しであるh1タグはページ内容全体を要約したもので、タイトルを兼ねることもあります。h2タグはそのセクションに書かれている内容を要約した見出しタグであり、目次の章に該当する部分です。
h1タグの使用は、基本的に一つのページで一度です。h2タグの使用回数に制限はなく、
例えばこの記事では下記のように6つのh2タグが使われています。
<h2> h2タグとは?</h2?
<h2> h2タグによる3つのSEO効果 </h2>
<h2> h2タグの効果的な使い方のポイント3選 </h2>
<h2>h2タグ以外で重要なSEO対策2つ </h2>
<h2> h2タグに関してよくある質問 </h2>
<h2> h2とは まとめ </h2>
hタグは順番に使用する必要があり、h3タグはh2下でのみ使用可能です。h3を使用する場合は、下記のようにh2の内容を具体的に展開することも多いです。
<h2> h2タグによる3つのSEO効果 </h2>
<h3>検索結果に表示されアクセスが増える</h3>
<h3>クローラーにページ内容を伝えられる</h3>
<h3>見出しで要点がまとまり読みやすくなる</h3>
なお、h2などのhタグは多くのCMSに実装されています。そのため、h2を表示するのに特別なプログラミングスキルなどは不要です。ただし、SEO効果を高めるためには、適切な使い方を実践する必要があります。
h2タグによる3つのSEO効果
h2タグは、適切に設定することでSEOにも効果をもたらします。h2による具体的なSEO効果を、3つご紹介します。
検索結果に表示されアクセスが増える
h2タグのSEO効果としてはまず挙げられるのは、検索結果に表示されアクセスが増えることです。検索結果にはタイトルとディスクリプションの他に、h2タグによる中見出しも表示されます。検索時にh2からページ内容を把握できれば、ユーザーは求める情報が記載されているかどうか判断しやすいです。その結果、実際にページにアクセスしてくれる人も増えるという効果も見込めるでしょう。
クローラーにページ内容を伝えられる
クローラーにページ内容を伝えられることも、h2タグのSEO効果の一つです。h2によって見出しを作ることで、クローラーにどのようなページ内容なのかを簡潔に示すことができます。
h2を設定せず文章だけを羅列したページだと、どのような内容なのかが分かりづらいものです。h2を適切に設定することでクローラーがWebページを認識しやすくなり、SEO的にもプラスとなります。
見出しで要点がまとまり読みやすくなる
h2による見出しを設定することで、要点がまとまりユーザーが読みやすくなるという効果もあります。見出しごとにまとまりがあって視認性が上がることで、ユーザーはページ全体の内容を把握しやすくなります。
また、目次でh2が一覧表示されていれば、どこに求めている情報があるかも分かるでしょう。このように、ユーザーにとって読みやすいページになることも、SEOにとってプラスです。
h2タグの効果的な使い方のポイント3選
h2タグの設定により、検索エンジンやユーザーが理解しやすいページを作ることが、SEOにつながると分かりました。続いて、h2タグをどのように使うべきか、効果的な使い方のポイントを3選チェックしましょう。
長すぎず簡潔な中見出しにする
h2タグを使用する際にはまず、長すぎず簡潔な見出しにすることが重要です。h2に文字数制限はありませんが、あまりにも長い見出しはユーザーの視認性を下げてしまいます。Googleも、下記の見解を示しています。
以下のことは避けましょう。
(中略)
非常に長い見出しを使用する。
Googleウェブマスター向けガイドライン
h2は、見出しを流し読みしただけで、ページ内容が分かるように設定することが重要です。
また、h2を文章にすることも避けるべきです。例えば、「h2タグの効果的な使い方のポイント3選」ではなく「h2タグを効果的に使うためにはどんなポイントに気をつけるべきでしょうか?」と文章にすると、長く分かりづらくなります。
このように、h2を設定する際はユーザーにとって分かりやすい簡潔な見出しを心がけましょう。
対策キーワードを適度に含める
h2タグを効果的に使用するためには、対策キーワードを適度に含めることも重要です。hタグにキーワードを含めることは検索順位に影響します。また、キーワードが含まれている見出しであれば、ユーザーとしても求める情報かどうかを判断しやすいです。検索結果には見出しの前半部分が表示されるため、見出しの冒頭にキーワードや重要な言葉を含めるのがおすすめです。
ただし、見出しに不自然にキーワードを詰め込んでしまうと読みづらくなるだけでなく、Googleからペナルティを受ける恐れもあります。あくまで前述の「長すぎず簡潔な見出しにする」を守った上で、適度にキーワードを活用しましょう。
見出しと本文の内容を一致させる
h2タグを効果的に使うためには、見出しと本文の内容を一致させることも重要です。見出しはそのセクションに何が書かれているかを要約したものであり、ユーザーは見出しを流し読みしただけでページ内容を把握できるべきです。
たとえ簡潔にまとまった見出しでも、その下に書かれている本文が見出しと無関係であれば、ユーザーの疑問を解決することはできません。見出しと本文の内容にズレが生じないように、本文作成後に見出しと一致しているかを必ず確認しましょう。
h2タグ以外で重要なSEO対策2つ
SEO効果を高めるためにはh2タグを適切に設定することが重要ですが、h2の設定だけでは完全なSEO対策にはなりません。ここでは、h2タグ以外で特に重要な2つのSEO対策をお伝えします。
hタグは順番に使用する
SEOにおいては、hタグを順番に使用することが重要です。hタグを使う順番は「h1→h2→h3→h4→h5→h6」と決まっています。
×
<h2>
<h4>
<h3>
<h2>
<h5>
○
<h2>
<h3>
<h3>
<h4>
<h2>
<h3>
<h3>
上記の悪い例のようにhタグの順番を無視して使うと、ページの論理性が薄れて検索エンジンが記事内容を認識できなくなります。
また、見た目を調整するために、hタグの順番を無視して使用するのも控えましょう。見出しはあくまでページの要点を伝えるものであり、デザイン目的で使うものではありません。見た目の調整は、CSSなどを使って行いましょう。
h3にもキーワードを含め内容を充実させる
SEO効果を高めるためには、h2だけでなくh3を充実させることも重要です。h3が分かりやすいものであれば、ユーザーは目次でh2とh3を流し読みしただけでページ内容を把握できます。
h3に関しても、見出しの冒頭にキーワードを含めることや本文を要約した見出しにすることを心がけましょう。また、h2とh3の関係性に矛盾がなく、分かりやすいことも重要です。
h2タグに関してよくある質問
最後に、h2タグに関してよくある2つの質問をチェックしましょう。
使用数に制限はある?
h2以下のhタグの使用数に制限はありません。ただし、過度に使用するのはユーザーの理解を妨げる可能性があります。Googleも下記の見解を示しており、h2タグを過度に使用するのは避けるべきです。
ページ全体で控えめに見出しを使用する
見出しタグは意味のある場所で使用してください。ページ上の見出しが多すぎると、ユーザーがコンテンツを読みにくくなり、1 つのトピックがどこで終了して次のトピックがどこから始まっているのか判断しにくくなります。
Googleウェブマスター向けガイドライン
画像を使ってもいい?
h2に画像を使ってはいけない、というルールはありません。ただし、検索エンジンは画像よりもテキストを認識するのが得意です。また、ユーザーの使用環境によっては画像が表示されないケースもあります。
そのため、基本的には画像ではなくテキストでh2を設定する方がおすすめです。どうしても画像で見出しを設定したい場合には、alt属性を付与する(=画像についてテキストで説明する)ことが重要です。
h2とは まとめ
h2とは、h1タグに次いで重要度の高い見出しタグの一種であり、目次における章の役割を果たします。h2を適切に設定することは、検索エンジンの認識およびユーザーの理解を高めるため、SEO的にもプラスです。h2タグを設定する際には、下記の3点を意識しましょう。
・長すぎず簡潔な見出しにする
・対策キーワードを適度に含める
・見出しと本文の内容を一致させる
また、h2の設定だけでSEO対策は完結しないため、h3を含め他のhタグの使い方も重要です。ルールを守ってh2を適切に設定し、読者が理解しやすいコンテンツを作成しましょう。